大きく分厚い文字盤の魅力

機械式時計、特に自動巻き式の機械式時計の魅力のひとつは、その男らしいフォルムにあります。電池式の時計は、内部構造も機械式時計ほど複雑ではなく、フォルムもすっきりしたものを作り出すことが比較的容易です。これに対して機械式時計は、精緻な構造を備え、ぜんまいを取り付けていることから、様々な構造が内部に詰め込まれています。その構造分、機械式時計の厚みは厚く、重厚感があります。文字盤もある程度の大きさを備えているものが多く、どっしりとした印象を与えるでしょう。重厚感や高級感、身に着けているだけで貫録を示すことができるフォルムをしているということが、機械式時計の特徴です。手首のアイテムだけで大人の男性としての魅力を引き立ててくれます。

手巻き式よりも複雑なデザインを実現可能

機械式時計には、自動巻きの時計と手巻きの時計があります。手巻きの時計は定期的にリューズを引っ張り、自分で巻かなければぜんまいが止まってしまいます。そのため、文字盤の端についているリューズの部分は非常に重要なパーツです。この部分は頑丈に、そして正確に作り上げることが必要不可欠となるため、デザインにも影響を与えることがあります。しかし、自動巻きの時計はそのようなことはありません。内部に自動でぜんまいが巻き上げられる構造が備わっているので、リューズ部分に必要以上にこだわりを示す必要がないという点が特徴です。その分時計全体のデザイン性の自由度が上がります。より男らしいフォルムを追求することが可能となっています。